6年間のステップ
1・2年次
1年次 -演習や講義を通して知識を深める-
2年次 -歯や口腔の形態・組織、人体構造機能について理解する-
- 1・2年次のPOINT
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- 1年次の「歯科臨床早期見学実習」では、病院スタッフの一員として医療の現場を見学し、医療人としての自覚や態度を身につけます。
- 対面で行われる講義は録画されており、復習に活用することができます。
3・4年次
3年次 -医療行為を行う前の基礎知識を養う-
4年次 -臨床の体系的な知識・診断、技能修得-
- 3・4年次のPOINT
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- 3年次からいよいよ臨床系科目がスタート。日常の診療で必要な基本的知識と臨床技能に関する知識を身につけます。
- eラーニング・システムにより、日々の授業の復習やCBT対策などに活用できます。
共用試験(CBT・Pre-CC OSCE)
臨床実習前の共用試験(CBT・Pre-CC OSCE)とは
歯科医師の資格のない歯学生が患者さんの診療に携わるために、臨床実習に参加している学生が一定の能力を有することを社会に保証する必要があります。そのため、臨床実習開始前に学生が備えているべき知識・技能及び態度を評価する全国統一の試験として、CBT (Computer Based Testing) とPre-CC OSCE (Pre-Clinical clerkship Objective Structured Clinical Examination)が実施されます。これらの両方に合格することは、進級要件となるだけでなく、臨床実習において歯科医師の指導監督の下、Student Dentistとして歯科医業を行うことが法律で認められます。さらに、令和8年度以降の歯科医師国家試験の受験資格要件にもなります。
CBT
CBTでは、知識の統合的な理解と問題解決能力を評価するため、基礎から臨床の各分野にわたる膨大な蓄積問題の中から、コンピュータがランダムに問題を抽出・出題し、受験者はモニター上に提示された問題に回答します。
演習や講義を通して知識を深める
Pre-CC OSCEでは、歯科医師に求められる態度や基本的な診療技能を評価するため、受験者は決められた時間内で模擬患者やマネキンを用いた実技課題に取り組みます。
5年次、診療参加型臨床実習後客観的
臨床能力試験(Post-CC PX)
5年次 -付属歯科病院での臨床実習-
診療参加型臨床実習は、付属歯科病院で行われ、Student Dentistである第5学年学生が診療チームに参加し、その一員として診療業務を担います。
診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験(Post-CC PX)
臨床実習後の共用試験(Post-CC PX)とは
診療参加型臨床実習では、地域社会や患者さんの協力を得ながら多くのことを学ばせてもらいます。したがって、診療参加型臨床実習を行なった学生が「歯学部を卒業させてよいと判断できる態度や技能を修得できているか」「卒業後の臨床研修をスムースに開始できる臨床能力を修得しているか」を評価し、協力いただいた多くの患者さんに対して、歯科医師としての資質を備えていることを証明する必要があります。このような背景のもとで行われる共用試験がPost-CC PXです。Post-CC PXでは、臨床実地試験(CPX)と一斉技能試験(CSX)の2つの試験が行われます。CPXでは臨床現場での態度やパフォーマンスが評価されます。CSXでは歯科疾患を再現した模型を用いて、診療参加型臨床実習を通じて修得した治療技術が評価されます。
- 5年次、診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験(Post-CC PX)のPOINT
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- 診療参加型臨床実習ではStudent Dentistとして実際の患者さんの治療を行います。
6年次
6年間の体系的な知識の深化を図る
歯科医師国家試験に向けて学修面・メンタル面ともにサポートします。
- 6年次のPOINT
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- 歯科医師国家試験合格を目指す6年生を、担当教員とティーチングアシスタントが手厚くサポート。
研修歯科医
卒業後1年間 -歯科医師臨床研修制度について-
歯科医師国家試験に合格し、歯科医師の免許を取得した後、厚生労働大臣指定臨床研修施設において1年以上の臨床研修を行うことが義務化されています。