付属病院との連携

付属歯科病院での臨床実習

早期見学実習

病院スタッフの一員として医療の現場を見学し、低学年から医療人としての自覚や態度を身に着けるため、第1学年において付属歯科病院での見学実習を行います。

診療参加型臨床実習

診療参加型臨床実習は、付属歯科病院で行われ、Student Dentistである第5学年学生が診療チームに参加し、その一員として診療業務を担います。歯科医師としてのプロフェッショナリズムや知識、技能及び態度などの基本的な事項を身につけるだけでなく、医療現場で必要とされる思考法、対応力及び実践的な技能を養い、歯科医師としての能力を修得します。

また、診療型臨床実習を行った学生が、歯科医師に求められる基本的な態度ならびに治療技術を身につけているかを確認するため、Post-CC PX(Post-Clinical Clerkship Performance Examination)が実施されます。

POINT

診療参加型臨床実習ではStudent Dentistとして実際の患者さんの治療を行います。

歯科医師臨床研修制度

歯科医師国家試験に合格し、歯科医師の免許を取得した後、厚生労働大臣指定臨床研修施設において1年以上の臨床研修を行うことが義務化されています。

臨床研修施設である本学部付属歯科病院では、卒前教育で修得した歯科診療に関する知識、技能及び態度を臨床の場に結びつけ、患者さん中心の全人的医療を実施することで、歯科医師としての基本的診療能力を習得するとともに、将来の生涯教育研修の基礎を獲得することを目的としています。 

本学部付属歯科病院には、臨床研修を専門に担当する総合診療科が設置されています。

また、一部のプログラムでは、指導歯科医のもとで離島(研修協力施設)における研修も可能です。

研修協力施設における研修内容の例

  1. 東京都の離島へ指導歯科医と研修歯科医からなる医療チームを派遣して、各島の地域医療ニーズに応じた研修を実施しています。
  2. 東京都特別区内保健所研修では口腔保健に関するヘルス・プロモーションやプライマリ・ヘルス・ケアなどの保健・医療活動が行われています。
    ヘルス・プロモーション
    人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにするプロセス。
    プライマリ・ヘルス・ケア
    地域住民参加型の保健・医療の推進、受け入れ可能で継続性のある保健・医療サービスを立案し実施。