入試データ

一般選抜

募集人員・志願者数・受験者・合格者数

N全学統一方式 〈日本大学が実施する選抜〉

(単位:人)

令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度
第1期 第2期 第1期 第2期 第1期 第2期
募集人員 5 5 7 3 7 3 9 3
志願者数 165 153 247 127 243 123 201 159
受験者数 112 122 186 90 181 97 147 112
合格者数 21 68 87 30 86 37 70 10
A個別方式 〈歯学部が実施する選抜〉

(単位:人)

令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度
募集人員 57 57 57 57 60
志願者数 336 311 290 275 256
受験者数 290 270 250 251 231
合格者数 160 163 138 162 160
C共通テスト利用方式 〈大学入学共通テストを利用した入試〉

(単位:人)

令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度
第1期 第2期 第1期 第2期 第1期 第2期 第1期 第2期 第1期 第2期
募集人員 10 3 10 3 10 2 10 2 10 2
志願者数 172 29 112 41 117 23 143 40 124 26
受験者数 165 28 108 41 108 22 131 40 123 26
合格者数 41 11 45 10 50 16 40 12 46 12

入学者の男女別人数 〈一般選抜以外の入学者も含む〉

(単位:人)

令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度
68 60 80 48 76 52 64 64 60 68

A個別方式 選択科目の受験率

令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度
物理 21.03% 19.63% 21.60% 19.12% 17.75%
化学 34.83% 45.56% 43.20% 47.41% 45.02%
生物 44.14% 34.81% 35.20% 33.47% 37.23%

A個別方式 小論文のテーマ

令和7年度

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は、社会や生活に大きな影響を与えました。とくに、医療の分野では多くの問題が指摘されてきました。
以上のことを踏まえ、以下の内容について600字以内で述べなさい。
なお、記述は横書きとし、各項目についての字数は定めません。

  1. コロナ禍後に求められる医療のあり方について
  2. とくに、歯科医療に求められるあり方について
令和6年度

令和6年元旦に石川県能登地方において大きな地震が発生しました。被災地では多数の地域で住宅が倒壊し、ライフラインが寸断されたため、多くの人々が避難所での生活を余儀なくされています。
このような状況を踏まえ、下記に示す項目について600字以内で述べなさい。
なお、記述は横書きとし、各項目についての字数は定めません。

  1. 避難所での生活において医療が果たすべき役割について説明しなさい。
  2. その中で、歯科医療が果たすべき役割とその効果についてできるだけ具体的に説明しなさい。
令和5年度
  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

上記の表に示された、2030年までに達成すべき持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択されました。SDGsは発展途上国のみならず、先進国においても各自が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組む必要があります。現時点で皆さん自身は、SDGsについてどのように考え、さらには具体的に何か行動していますか?あなたが、現在考えていることと具体的な行動について、横書き合計600字以内で記載して下さい。

令和4年度

厚生労働省は、令和2年4月24日付けで「歯科医療における新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」の事務連絡を発表し、通院が難しい患者へのオンラインでの対応を求めています。一般的な歯科治療は、歯を削ったり、詰め物、被せ物をしたり、歯周病の治療をしたりと、歯科医院を訪れて受ける治療のイメージが強いかと思います。

  1. 法令上の制限はありますが、皆さんがコロナ禍における患者の立場から、歯科医師に求めるオンライン診療での対応としては、どのようなことを考えますか?あなたの考えを述べてください。(横書き300字以内)
  2. 歯科医師など医療従事者としての立場からオンライン診療上で問題となりうる事項について、あなたが考えるところを記してください。(横書き300字以内)
令和3年度

今後の我々の社会はSociety5.0になると言われています。Society5.0とは、Socity1.0は守猟が中心、Socity2.0は農耕が中心、Socity3.0は工業が中心、Socity4.0は情報が中心、そしてSocity5.0はサイバー空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立させる人間中心の社会と言われています。このSocity5.0ではIoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、今の時代の課題や困難を克服する時代が来るといわれています。つまり、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されると言われています。このような社会において、歯科医療にはどのような変化がくると考えられますか。またそのような社会において、歯科医師としてどの様な医療を行うことが望ましいのか、あなたの考えを述べなさい。(横書き:600字)

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜(公募制) 小論文のテーマ

令和7年度

献体とは、医学および歯学の発展と、力量の高い医師・歯科医師を育て、社会へ送り出すために自分の身体を死後に医学・歯学の大学で行われる解剖学実習に無償で提供しようとする篤志行為です。
以上のことを踏まえて、以下の1)および2)について600字以内で述べなさい。
なお、記述は横書きとし、各項目についての字数は定めない。

  1. 歯学部学生が解剖学実習を行うことの重要性について
  2. 学生が解剖学実習に臨む際の心構えについて
令和6年度

日本人の平均寿命は男女とも80歳を超え、世界的にも長いことはよく知られている。
しかしながら、健やかな体で長生きするためには、平均寿命だけではなく健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)も延ばす必要がある。
以上のことを踏まえて、以下の1)および2)について600字以内で述べよ。
なお、記述は横書きとし、各項目についての字数は定めない。

  1. 平均寿命と健康寿命の差が大きくなることによって、どのようなことが危惧されるか
  2. 平均寿命と健康寿命の差を小さくするための歯科医師の役割について
令和5年度

日本大学歯学部の前身である東洋歯科医学校を、大正5年に創設した佐藤運雄(かずお) 博士は、当時から「歯学を口腔にとどめず、常に全身と関連づけて学ぶ」という「医学的歯学」の理念を唱えていました。本学では、この理念に基づいた教育を継続・実践していますが、現在の歯学教育では基本的な考え方となっています。

  1. 「医学的歯学」の理念が、現在の歯学教育において基本的な考え方となっている理由について、どのようなことが考えられますか。簡潔に述べなさい。(横書き300字以内)
  2. 「医学的歯学」の教育理念に基づいて歯科医学・歯科医療を学ぶとき、重要と思う事項について述べなさい。(横書き300字以内)
令和4年度

細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差、太線(青):偏差の5年移動平均値、直線(赤):長期変化傾向。
国土交通省気象庁 世界の年平均気温偏差(※)の経年変化(1891〜2020年)より

上のグラフは観測された世界平均気温偏差の経年変化の動向である。
このグラフを参考にして以下の内容について述べなさい。(1・2あわせて600字以内)

  1. グラフで示されている期間において、世界平均気温偏差の増加している理由としてはどの様なことが考えられるか、また何がおきているか。
  2. 歯科医師としてではなく一人の社会人として、世界平均気温偏差の増加に対して今後どの様な行動をとることが必要だと考えるか。
  • 世界全体の平均気温は、平年と比較した値(偏差)によって表される。これは、広い地域の気温を測定し平均するのが困難であることや、それを算出できても極寒の地や熱帯といったばらつきにより平均が意味をなさないため。平均的状態からの気温のずれをみるほうが、気候変動の監視に有用となる。
令和3年度

現在新型コロナウイルス感染症が日本のみならず世界的に蔓延しています。人類の歴史ではこのような世界的な感染症の拡大は、20世紀初頭のスペイン風邪など何回か経験されています。また今後も別の病気により、このような感染拡大が起こることも考えられます。感染拡大の防止には個人が行う感染対策が重要ですが、一方で皆さんが歯科医師となった場合には、医療従事者としての感染症に対する対応も重要になります。今回の新型コロナウイルス感染症を例として、一個人としてどの様な感染対策を行うことが必要と考えられるか、また将来医療従事者である歯科医師としてはどの様にこのような感染症と対応する必要があるか。それぞれについて考えるところを600字以内で述べなさい。