在学生の声

1年生

歯科医師の可能性が広がる
歯科と医科の奥深い学びがある

今井 日菜子さん

歯科医師の祖父は、患者さんや職員から慕われ、その姿に憧れて歯科医師を目指しました。この1年間の学びで特に印象に残っているのが、「歯科医学入門1」です。歯科医学や医療一般についての基本的な知識を、さまざまな歯科分野の講師から学びます。歯科医師としての経験豊富な先生方の授業は非常に興味深く、どの歯科分野もさらに深く学びたいことばかりでした。本学には社会人経験者などの幅広い年齢層の学生が在籍しており、自分の知らない知識や経験を教えてもらえる貴重な環境です。互いに切磋琢磨し、人として大きく成長していきたいです。そして、祖父のように患者さんに頼られ、たくさんの人を笑顔にできる歯科医師を目指して努力を続けます。

2年生

医科歯科連携が求められる時代
医学的歯学で得た学びを活かす

赤松 孝則さん

口は内臓への入り口の器官であり、口腔顔面領域の健康は、人間が生きていくために非常に重要です。歯科医療を通じて人びとの口腔衛生を助け、社会に貢献したいと考えて歯科医師を目指しました。2年次の「人体解剖学実習」は、ご献体に自らメスを入れ、人体について観察し学ぶ実習で、座学で得た知見を深める授業です。ご献体を前に葛藤や戸惑い、感謝といったさまざまな感情が湧き、毎回自分の気持ちと折り合いをつけながら学んでいった最も感慨深い授業でした。このような貴重な授業を通じて、「患者さんに誠心誠意尽くしたい」という想いが一層強くなりました。医学的歯学を学び、医科歯科連携を円滑に進められるような多角的視点を持つ歯科医師になりたいと考えています。

3年生

口腔面から患者さんの健康を
生涯をかけて守り続ける覚悟

木許 美育さん

高校生の時に、矯正治療をするだけでなく患者さんの気持ちを理解しようと努める素敵な女性歯科医師に出会いました。矯正治療のおかげで私の笑顔が増えたと同時に、この先生のような矯正歯科医になりたいと、将来の志が見つかり進学しました。3年次の「保存修復学実習」では、基本的な臨床技能を修得できたとともに、歯科医師として患者さんの全身の健康を口腔面から守る責任感も芽生えた授業でした。講師陣は実臨床で現在も第一線でご活躍されている先生方で、臨床現場における最善の治療法などの生きたアドバイスがあり充実した授業であったため、歯科医師への志をさらに強くするものでした。先の憧れの女性歯科医師は仕事と子育てを両立させ、患者さんやスタッフからの人望も厚い。私も生涯の仕事として取り組めるよう、さらに学びを深めていきたいと考えています。

4年生

多角的な視点を養う
学部を越えた大きなつながり

大山 泰世さん

日本大学は総合大学であり、歯学部を越えた大きなつながりができることを期待し、進学しました。実際に1年次の「自主創造の基礎」の授業では、他学部学生との少人数のグループで討議。理工学部や経済学部など他学部生と意見交換でき、その後もつながりを持てたことは有意義でした。4年次の「歯科矯正学実習」も印象に残っています。さまざまな形状の道具を駆使して矯正装置を製作し、模型に装着するのですが、先生の変幻自在なワイヤー曲げに対して、私たちは悪戦苦闘。授業外で同級生と試行錯誤しながら作業したことは思い出深いです。今後も「自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく」という自主創造の理念を実践し、医療人として必要な力を養っていきます。

5年生

4年間の努力で積み重ねた
知識や技術が試される臨床実習

平田 隼輝さん

5年次から始まる診療参加型臨床実習は、4年間で学修し、修得した知識や技術を活かし、臨床現場で基本的な診察や技能を身につける授業で、5年次のカリキュラムの大部分を占めています。毎日のように診療室で先生方の診療を見学し、実際にStudent Dentistとして患者さんに診療をします。患者さんと向き合うと、治療内容について納得していただけるよう説明する難しさを痛感し、コミュニケーション能力の向上が課題だと分かりました。補綴科の実習では、患者さんの総入れ歯の作製を行いましたが、装着した患者さんの笑顔に、患者さんから必要とされていることを実感し、より責任感のある歯科医師になりたいという気持ちが高まりました。

6年生

「町の歯医者」として
平時も災害時も地域に貢献したい

福崎 愛さん

地域医療に貢献したいと考えて歯学部に進学したのですが、入学当初は、「歯科医師は歯の治療をすればよい」と漠然と考えていました。しかし、先生方の指導を受けて、歯科治療や技術は繊細で魅力的で、患者さんの全身の健康まで配慮することを知り、歯科の奥深さにのめり込んでいきました。付属歯科病院が隣接し、現役の歯科医師との距離も近いため、将来の自分の姿を容易に想像できる環境もすばらしいことです。6年次で学んだ「法医学」※は、大災害時の身元確認において、歯科医師に求められる役割の大きさを改めて認識しました。出身地では、南海トラフ地震が懸念されており、私も地域の歯科医師として活動したいと気持ちを新たに持つことができました。

  • 新カリキュラムでは4年次