教育の特色(カリキュラム)

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知識の定着を確実にし、総合的に歯科医学を学ぶ
歯科医師国家試験や共用試験CBTでは、歯科医師として必要な基本的知識だけでなく、その知識を活かした応用力が求められます。そこで、基本的な知識と柔軟な問題解決能力を修得できるよう、科目間のつながり(関連性や順次性)を意識した新しいカリキュラムが、令和5年度からスタートしました。このカリキュラムでは、10のコースが学年横断的に設置されています。それぞれのコースに含まれる科目群を系統的に学修することで、コース名が示す能力を修得します。
- 新カリキュラムのPOINT
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- 知識の定着
- さまざまな学年で繰り返し学修することで確実な知識の定着
- 科目間の縦の連携・知識の応用
- 同一の学修内容を学生の理解度にあわせて学習レベルを上げながら、さまざまな学年で繰り返し学修
- 科目間の横の連携
- 同一の学修内容をさまざまな科目と方略で学修

6年間のカリキュラムを通して修得できる能力
歯科医療は日々進歩しており、歯科医師に求められる医学的知識は増え続けています。また、実際の臨床で遭遇するさまざまな状況に対応するためには、知識を応用する力や実際の行動に移すための決断力も求められます。当然、患者さんのために働くといった高い倫理観と使命感や、獲得した知識を積極的に更新するための生涯学習の姿勢も求められます。そこで、本学部では、歯科医師が身につけるべき能力をコンピテンス・コンピテンシーとして示しています。コンピテンス・コンピテンシーの詳細はこちらを参照してください。
これらの歯科医師に必要な能力は、講義中心の受動的な学修だけで身につくものではなく、学生の皆さんが「目指す歯科医師像」をイメージし、それぞれの科目でどの能力が身につくかを意識しながら主体的に学ぶことが重要となります。
フェーズ1(主に知識・態度)
- 歯科医学を学ぶための基盤を形成する
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教養科目及び基礎歯学の科目が配置されています。第1学年前期では、歯学部での学修に必要な基礎的知識を講義と実習により確認します。また、問題基盤型学修(Problem-Based Learning: PBL)で理論的な思考能力及び問題解決能力を育成します※。第1学年後期からは、基礎歯学の科目を中心とした講義と実習が始まり、臨床歯学を学ぶための基盤を形成します。
- 歯科医療の現場では、知識量が豊富なだけでなく、複数の専門分野の知識を統合して使う力(考える力)が要求されます。PBLでは、課題(症例)から学生自身が問題を発見し、その問題を解決する過程の中で、自ら学ぶ姿勢と考える力を養います。PBLを通じて、高等学校までの「覚える学修」から歯科医師になるための「考える学修」への転換を図ります。
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1年
- 歯科医学を学ぶための基礎
- 教養科目が配置されており、主体的に学修する習慣を身につけながら、歯科医学に必要な幅広い知識に触れます。歯科医学の理解につながるコースです。
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- 物理学1
- 化学
- 生物学
- 医療統計学
- 物理学2
- データサイエンス
- 全身管理
- さまざまな疾患をもつ患者さんが安全に歯科治療を受けられるよう、全身管理に必要な幅広い知識を修得するコースです。
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- 生理学1
- 生化学1
- 口腔と顎顔面疾患の治療
- 口腔だけでなく顎・顔面領域の疾患の診断・治療を行うために必要な知識や技能を網羅的に学修するコースです。
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- 解剖学(骨)
- 組織・発生学
- 歯の解剖学
- 歯科医師として求められる基本的な資質
- 医療人としての成熟に必要な科目や問題基盤型学修科目が配置されており、プロフェッショナリズムや問題解決能力の基礎を育みます。また、働き方の多様化が進む中での歯科医師としてのキャリアパス形成を考えるコースです。
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- 歯科医学入門1
- 英語1
- スポーツ健康科学1
- ⾃主創造の基礎
- 歯科臨床早期見学実習
- 英語2
- スポーツ健康科学2
- 日本を考える(選択)
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2年
- 社会と歯学
- 保健・医療・福祉・介護の場で、地域社会に貢献するための基礎を学ぶ科目群です。
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- 衛生学1
- 衛生学2
- 診察の基本
- 画像診断や診察・検査などについて理解し、健康でない状態の原因を分析、判断する力を身につけるためのコースです。
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- 歯科放射線学1
- 全身管理
- さまざまな疾患をもつ患者さんが安全に歯科治療を受けられるよう、全身管理に必要な幅広い知識を修得するコースです。
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- 生理学2
- 生化学2
- 薬理学1
- 生化学3
- 口腔と顎顔面疾患の治療
- 口腔だけでなく顎・顔面領域の疾患の診断・治療を行うために必要な知識や技能を網羅的に学修するコースです。
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- 解剖学(筋、内臓、神経、脈管・感覚器)
- 口腔組織学
- 人体解剖学実習
- 病理学1
- 歯と歯周組織の治療
- 齲蝕や歯周病など、臨床で高頻度に遭遇する疾患とその対応を、基礎系科目の最新の知見も踏まえて幅広く学修するコースです。
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- 感染症免疫学1
- 感染症免疫学2
- 歯質と歯の欠損治療
- 歯を失うことによって低下した口腔機能を回復するために必要な知識や技能を、材料学も含めて系統立てて学修するコースです。
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- 歯科理工学1
- 歯科理工学2
- 顎口腔機能学
- 歯科医師として求められる基本的な資質
- 医療人としての成熟に必要な科目や問題基盤型学修科目が配置されており、プロフェッショナリズムや問題解決能力の基礎を育みます。また、働き方の多様化が進む中での歯科医師としてのキャリアパス形成を考えるコースです。
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- プロフェッショナリズムと行動科学
- 英語3
- 医療コミュニケーション学
フェーズ2(知識・技能・態度)
- 問題解決能力を身に付け、臨床の知識・技能を体系的に修得する
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主に臨床歯学の科目が配置されており、講義と臨床基礎実習を行うことで基礎歯学を含めた知識と技能を統合させます。さらに、専門性を高めた形でPBLやシミュレーション実習を実施することにより、臨床における問題解決能力の基礎を育成します。
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3年
- 社会と歯学
- 保健・医療・福祉・介護の場で、地域社会に貢献するための基礎を学ぶ科目群です。
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- 社会歯科学1
- 社会歯科学2
- 診察の基本
- 画像診断や診察・検査などについて理解し、健康でない状態の原因を分析、判断する力を身につけるためのコースです。
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- 口腔内科学1
- 歯科放射線学2
- 口腔内科学2
- 全身管理
- さまざまな疾患をもつ患者さんが安全に歯科治療を受けられるよう、全身管理に必要な幅広い知識を修得するコースです。
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- 薬理学2
- 歯科麻酔学1
- 口腔と顎顔面疾患の治療
- 口腔だけでなく顎・顔面領域の疾患の診断・治療を行うために必要な知識や技能を網羅的に学修するコースです。
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- 病理学2
- 口腔外科学1
- 歯と歯周組織の治療
- 齲蝕や歯周病など、臨床で高頻度に遭遇する疾患とその対応を、基礎系科目の最新の知見も踏まえて幅広く学修するコースです。
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- 保存修復学1
- 歯内療法学1
- 歯周病学1
- 保存修復学2
- 歯内療法学2
- 歯周病学2
- 歯質と歯の欠損治療
- 歯を失うことによって低下した口腔機能を回復するために必要な知識や技能を、材料学も含めて系統立てて学修するコースです。
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- 冠橋義歯補綴学1
- 全部床義歯補綴学1
- 冠橋義歯補綴学2
- 部分床義歯補綴学1
- 全部床義歯補綴学2
- スペシャルニーズデンティストリー
- 歯科治療にあたり特別な配慮が必要な患者さんについて理解し、個々の患者さんに適した対応を学ぶためのコースです。
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- 高齢者歯科学
- 歯科医師として求められる基本的な資質
- 医療人としての成熟に必要な科目や問題基盤型学修科目が配置されており、プロフェッショナリズムや問題解決能力の基礎を育みます。また、働き方の多様化が進む中での歯科医師としてのキャリアパス形成を考えるコースです。
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- 歯科臨床見学実習
- 研究の実践(選択)
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4年
- 社会と歯学
- 保健・医療・福祉・介護の場で、地域社会に貢献するための基礎を学ぶ科目群です。
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- 法医学
- 診察の基本
- 画像診断や診察・検査などについて理解し、健康でない状態の原因を分析、判断する力を身につけるためのコースです。
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- 診査診断学
- 全身管理
- さまざまな疾患をもつ患者さんが安全に歯科治療を受けられるよう、全身管理に必要な幅広い知識を修得するコースです。
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- 歯科麻酔学2
- 口腔と顎顔面疾患の治療
- 口腔だけでなく顎・顔面領域の疾患の診断・治療を行うために必要な知識や技能を網羅的に学修するコースです。
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- 口腔外科学2
- 歯質と歯の欠損治療
- 歯を失うことによって低下した口腔機能を回復するために必要な知識や技能を、材料学も含めて系統立てて学修するコースです。
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- 口腔インプラント学
- 部分床義歯補綴学2
- ⼩児歯科・矯正歯科治療
- 歯の発育過程でのトラブルや不正咬合への対応など、一般歯科治療とは異なる視点で学びます。
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- ⼩児歯科学1
- 歯科矯正学1
- 小児歯科学2
- 歯科矯正学2
- スペシャルニーズデンティストリー
- 歯科治療にあたり特別な配慮が必要な患者さんについて理解し、個々の患者さんに適した対応を学ぶためのコースです。
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- 有病者歯科学
- 摂食機能療法学
- 歯科医師として求められる基本的な資質
- 医療人としての成熟に必要な科目や問題基盤型学修科目が配置されており、プロフェッショナリズムや問題解決能力の基礎を育みます。また、働き方の多様化が進む中での歯科医師としてのキャリアパス形成を考えるコースです。
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- 歯科医学入門2
- 歯科臨床体験実習
- 総括講義1
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これまでに学修した臨床科目と、これを支える基礎科目のつながりを再確認しながら知識の定着を図るための第1〜4学年の総復習講義で、共用試験等に対応するための学力向上を目指します。
- CBT/Pre-CC OSCE(臨床実習前の共用試験)
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臨床実習に参加するために必要な知識を問う CBTと基本的な臨床技能や態度を問う OSCEは、第4学年までに学んだ内容の集大成となる試験です。
フェーズ3(知識・技能・態度)
- 診療参加型臨床実習を通して歯科臨床能力を高め、歯科医師国家試験に挑む
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診療参加型臨床実習において、Student Dentistとして患者に対する診療を担当することにより歯科臨床能力を育成します。また、さまざまな学修分野を集約化した「総括講義2・3」により、学修を深化させるとともに、複数分野を融合することで、歯科医師国家試験に対応できるよう、知識を拡充します。
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5年
診療参加型臨床実習
- 総括講義2
- 診療参加型臨床実習で得られる知識・思考法・技能と、第4学年までに学んだ知識を整理・統合し、学修を深化させます。
- スペシャルニーズデンティストリー
- 歯科治療にあたり特別な配慮が必要な患者さんについて理解し、個々の患者さんに適した対応を学ぶためのコースです。
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- 隣接医学1・2・3
- 歯科治療の多様化
- 歯科医師として求められる基本的な資質
- 医療人としての成熟に必要な科目や問題基盤型学修科目が配置されており、プロフェッショナリズムや問題解決能力の基礎を育みます。また、働き方の多様化が進む中での歯科医師としてのキャリアパス形成を考えるコースです。
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- プロフェッショナリズム
- 最先端歯科医療学
- 生涯学習とキャリアデザイン
- Post-CC PX(診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験)
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臨床実習を通じて身につけた臨床能力(コンピテンシー)を評価する試験です。
をタッチすると補足が表示されます。
6年
- 総括講義3
- これまでに学んだ歯科医学についての知識を整理・統合し、歯科医師に必要な知識ならびに問題解決の能力を身につけ、歯科医師国家試験に合格できる学力を身につけます。
歯科医師国家試験
アドバンスト診療参加型臨床実習