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日本口腔外科学会 若手口腔外科医優秀論文賞を受賞!!

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大島絵莉兼任講師(生理学講座所属)が日本口腔外科学会の若手口腔外科医優秀論文賞を受賞しました。

本賞は過去1年間における優秀論文を表彰するものです。末梢神経が損傷を受けると再生を引き起こすために様々な細胞が働くことが報告されています。

大島先生は他種の細胞が個別に働くのではなく細胞間シグナル「マクロファージ~線維芽細胞~シュワン細胞~神経」を生み出すことが再生に必要であることを世界で初めて同定し、さらにこれを担う物質がカテプシンS (リソソーム性プロテアーゼ) であることを同定しました。

この発見はJournal of Neuroinflammation誌 (IF:9.3) で掲載され、本成果をもとに受賞しました。

以下は受賞論文の詳細です。

タイトル:M2 macrophage-derived cathepsin S promotes peripheral nerve regeneration via fibroblast-Schwann cell-signaling relay

著者名:Eri Oshima, Yoshinori Hayashi*, Zhen Xie, Hitoshi Sato, Suzuro Hitomi, Ikuko Shibuta, Kentaro Urata, Junjun Ni, Koichi Iwata, Tatsuo Shirota, Masamichi Shinoda. (* corresponding author)

誌名:Journal of Neuroinflammation. 2023. 20(1):258.

doi: 10.1186/s12974-023-02943-2.

(写真左から) 生理学講座 大島 絵莉  兼任講師, 篠田 雅路 教授