学生各位
令和3年度の前学期も、COVID-19感染症の影響を排除することは難しく、令和2年度と同様に遠隔授業と対面授業のハイブリッド方式で実施せざるをえません。この困難な時期を乗り切るためには、皆さんの協力が不可欠です。以下に注意点をまとめましたので、ご協力をよろしくお願いします。
<授業について>
講義については、遠隔授業で行うことになります。自宅での学修は、通学時間も不要となり、クラブ活動等の時間も無くなるため、自分の自由になる時間が増えます。また、授業の資料もオンラインで取得できる教科が多く、皆さんにとっては、大変に好都合な点が多い半面、皆さんの自己管理能力が求められる環境でもあります。教員や同級生との接触が少なくなりますので、自身で精神面の管理や学修意欲の維持を図る必要が生じます。この自由に使える時間をゲームやSNSに費やしてしまうと、これらの持つ習慣性から抜け出せなくなります。気休めのつもりで試したものが命取りになりますので、十分に注意してください。学修について悩みのある人は、クラス担任にご相談ください。
一方、対面で行う必要のある実習や試験については、入構下に対面授業を行います。この入構下の授業については、皆さんが一堂に集うことになりますので、COVID-19の感染の危険性を伴います。そのため、これを予防するための対策が不可欠です。皆さんには、COVID-19 ウイルスを持ち込まない(他の人に感染させない)、感染しない取り組みを行ってもらいます。そのためには、日々の日本大学健康観察システムへの入力が入構のための第一条件となりますので、漏れがないように遵守してください。
<出欠について>
令和2年度の授業では、学生の希望を取り入れて、すべての授業で授業開始時にフォームを送信してもらうことで出席を取りました。後期日程を通して状況観察を行いましたが、出席だけ取って授業を聴講しない学生が多数いました。これを受け、令和3年度の授業では、授業中の任意の時間に任意の方法で出席を取ることにします。通常、欠席だけで進級に差し障ることはありませんが、欠席に伴う提出物の未提出や平常試験の未受験などがあると進級基準に満たなくなることがありますので、ご留意ください。ただし、授業の大半を休んだ場合には、定期試験等の受験資格を失うことがあります。健康上の問題、その他の理由で多数回授業を欠席しなければならないときは、教科担当責任者、クラス担任にご相談ください。
<学修の評価について>
定期試験と歯科学統合試験(第4学年は共用試験)はどうしても実施できない状況にない限り、対面で実施する予定です。皆さんの学力はコロナ禍にあっても公正に評価してゆきますので、ご安心ください。ただし、令和3年度前学期では、定期試験の再試験を設けません。その代わりに平常試験を行います。学修評価の上では、例年以上に平常時の理解度の重要性が高くなりますので、シラバスで確認して注意してください。また、平常時の提出物等の重要性も高くなります。従前のように、各教科の定期試験と再試験だけ頑張れば、進級できるといいうことはありませんので、充分に注意をしてください。
以 上