お知らせ

  1. 日本大学図書館 歯学部分館
  2. お知らせ
  3. ワークショップ「本のイメージビデオを作ろうⅡ」成果発表

2024.12.12

お知らせ

ワークショップ「本のイメージビデオを作ろうⅡ」成果発表

第3回ワークショップ「本のイメージビデオを作ろうⅡ」を開催しました。図書館の本の写真を撮って、合う音楽を探し、同時に再生し鑑賞するという企画です。

各自の端末で写真を撮りスライドショー機能を使って再生しました。音楽は配信サービスにある曲を選んで再生しました。

7名の参加者による成果物を以下に掲載します。本は図書館にありますので、本を片手に、音楽はweb等で探して再生してみると、この不思議な感じを体感できます。

記録動画は図書館内で視聴可能です。カウンターまでお声がけください。

📖スイート・ホーム(原田マハ)

♬「キラキラ星変奏曲」

作成者:松田さん(学生選書委員)

”ただただ幸せな人たちの恋愛短編小説です。スイートホームという洋菓子店を経営している家族の娘や、近所の女性にスポットを当てて書かれています。すごく心が温まる、ずっと幸せな気持ちになれる本だと思います。短編小説なのでいろいろな人の恋愛が書かれています。曲を「きらきら星変奏曲」にしたのは、曲調がころころ変わっていくので、そこが短編小説と似てるなぁと思って選びました”

📖容疑者Xの献身(東野圭吾)スイート・ホーム(原田マハ)

♬「愛の夢 第3番 / 辻井伸行」

作成者:松田さん(学生選書委員)

”ガリレオシリーズの本なので知ってる人も多いと思います。展開としては切ないミステリーだと思っています。曲もクラシックの中で暗いけどちょっと切ないなと思うものを選びました。曲も聴きながら見てもらいたいです”

📖落語で読む法律講座(菅原貴与志) 当館所蔵なし(法学部分館に所蔵あり)

♬「元禄花見踊 / 山屋清」

作成者:井上くん(法学部生)

井上さんは法学部からの参加です!

“「寿限無」などの落語を法律の観点から紹介している本です。一話一話が短いので読みやすいです。平成18年発行の古い本で、たまたま手に取ったのですが、本を書いた菅原先生が去年日大法学部にいらっしゃいました。大学の時に落研に入っていたそうで、授業も落語みたいに面白かったです”

📖なぞとき(畠中恵)

♬「モノノケダンス / 電気グルーブ」

作成者:井上くん(法学部生)

”時代物のファンタジー。主人公の若旦那のところに妖怪が集い、いろいろな問題を解決していくというお話です”

📖終りに見た街(山田太一)

 

♬「謎解きをしよう(フリーBGM)」

作成者:濱井さん(学生選書委員)

”戦争のお話です。宮藤官九郎脚本のドラマでやっていたのですが、けっこう引き込まれたので学生選書として推薦して購入してもらいました。戦争物で真面目な話なのですが、思うところもあり…戦争は経験したことはないのですが、それでも読めるような分かりやすく書かれた本です”

📖杜の国の神隠し(円堂豆子)

♬iMovieのBGMを使用

作成者:濱井さん(学生選書委員)

”ファンタジーの本が好きです。ファンタジーというと西洋のものが多いのですが、日本の古事記からインスピレーションを受けたような物語をたまたま書店で見つけました。読んでみたら内容も分かりやすく、誰でも想像しやすいという、久しぶりに良い本見つけたな!と思って自分の本から紹介しました”

📖昭和の犬(姫野カオルコ)

♬「M氏の幸福 / 遊佐未森」

作成者:藤原先生(解剖Ⅰ)

”主人公がそんなに幸せではない人生を生きていきます。恋愛面でもひどい目にあったり、子どもの頃も虐待気味なことをされて育ったり、決して幸せではないのですが、人生の要所要所で犬がいて助けてくれるといった話です。心に残った話なので紹介します。曲のイメージが合っているので、選んでみました”

📖バッタを倒しにアフリカへ(前野ウルド浩太郎)

♬「Laughter / Official髭男dism」

作成者:藤原先生(解剖Ⅰ)

”サバクトビバッタが農作物を食い荒らして重大な損害を与えていたため、そのバッタをうまく駆除するためにアフリカへ研究に行った人の留学記。タイトルからもわかるように文章が非常に面白いです。バッタの研究はもちろん日々の生活も楽しく綴られています。現在も国立の研究所で昆虫関係の研究を続けられています。機会があったら是非読んでみてください”

 

📖ジャーゲン(ジェイムズ・ブランチ・キャベル著,中野善夫訳)

♬「不思議の国のアリス」

作成者:大橋先生(解剖Ⅰ)

”(読んだことはまだないのですが)この学部の中野義夫先生が翻訳された本です!!”

 

📖光る壁画(吉村昭)

♬「地上の星 / 中島みゆき」

作成者:大橋先生(解剖Ⅰ)

”著者吉村昭さんは大変なことを成し遂げた人たちの話が多くて、文章がとても読みやすいです。本当は『冬の鷹』をご紹介したかったのですが、所蔵がありませんでした。これは解体新書を翻訳した人たちの話です。オランダ語の辞書がない時代に、いかにしてオランダ語の解体新書を翻訳したかという話で、面白いです。おすすめです”

📖自分の体で実験したい : 命がけの科学者列伝 / レスリー・デンディ, メル・ボーリング

♬「Summer Baby / ジョナスブラザース」

作成者:神林さん(図書館)

”ぎょっとするタイトルが目に留まり読んでみました。体を張ってきた、命知らずな科学者たちにスポットを当てた本です。ベタベタなラブソングとのギャップがポイントです!”

📖82年生まれ、キム・ジヨン(チョ・ナムジュ)

♬「What Was That / ファン・ミンヒョン」

作成者:神林さん(図書館)

”最近、韓国文学が注目を集めていますが、この本はキム・ジヨンという女性の人生が描かれています。女性はこうあるべき!という人生で出会ってきた差別があれこれ描かれいます。そうそうと思ったり、へーと思ったりしながら読み進められます。映画化もされています。さわやかな曲とあわせてお楽しみください”

📖プラナリア(山本文緒)

♬「運命街 / サッカリン」

作成者:堀米さん(図書館)

”かなり以前から当館にある本で、ある時たまたま読んでみたら衝撃を受けてしまった本です。それ以来この著者の本は読むようにしています。サッカリンの「運命街」は、通勤中のSportifyでたまたま知った曲で、これも衝撃でした。この小説はコトバで表現するのが難しいのですが、この曲のサビの歌詞「気持ち悪くて走ってる~♬」が合うなと思い、シンクロさせてみました”

📖アジアの仏像(岩宮武二)

♬「A Love Supreme / ジョンコルトレーン」

作成者:堀米さん(図書館)

”ある年代の大判の美術系の本はどこの図書館にもあります(図書館あるあるです)。当館にも何冊か所蔵がありまして、たまに眺めてみると新鮮な気分?になれます。ジョンコルトレーンの音楽を合わせると、それはもうピッタリです”