摂食機能療法学
分野紹介
摂食機能療法(せっしょくきのうりょうほう)とは、「食べたいと思うものを最期まで口から楽しく食べる」という当たり前な行為の実現を究極の目標とした診療であり学問です。当講座は摂食嚥下リハビリテーションの診療・教育を担う講座として平成16年4月に開設され、平成26年度には10周年を迎えることが出来ました。現在は20名あまりの医局員にて日々の診療や研究を行っています。診療は外来診療の他、訪問診療や日本大学病院との連携、歯学部付属歯科病院における口腔外科・顎顔面補綴科・口腔診断科・歯科放射線科との連携など多岐にわたります。研究面では「脳血管障害をはじめとする全身疾患における摂食機能障害の臨床的診療法、診断、評価手段の確立」と「口腔顔面諸症状の基礎的研究と臨床応用」の2つの研究を同時進行し、摂食嚥下リハビリテーション医学の完成を目指しています。