
日本大学大学院歯学研究科は、歯科医学の研究に必要な高度の研究能力とその基盤となる豊かな学識、そして歯科医学の学術発展に寄する研究の指導能力を養うことを目的として、昭和31年4月1日に歯科基礎系及び歯科臨床系の2専攻で発足した。
平成17年には、基礎系と臨床系が共同で研究を推進しうる新たな枠組として、専攻科目を口腔構造機能学分野、応用口腔科学分野、口腔健康科学分野とし、多岐にわたる歯科医学の高度にしてより幅広い知識と先進的医療技術を有する臨床医、教育者および研究者の育成に努めている。
歯学研究科で行われている研究は、いわゆる基礎医学に含まれる研究テーマから歯科材料を中心とした理工学的研究テーマ、さらには臨床に沿った研究テーマなど多岐にわたる。特筆すべきは臨床に目を向けた基礎研究であり、基礎研究者のみならず、多くの臨床に携わっている歯科医師が精力的に基礎研究を推進している。
また、本学独自の奨学金制度や大学院生の海外留学制度、さらにはポストドクター制度を設けるなど若手の研究者育成に力を入れている。
本学部では、海外から招聘した研究者による総合特別講義を設けており、毎年10名を超える研究者が大学院教育に参画している。特にカナダ・トロント大学歯学部、医学部とは活発な交流を行っており、毎年著明な研究者を招聘して特別講義を行っているほか、共同研究についても積極的に推進している。大学院生の多くは、在学中あるいは学位取得後、米国、英国、カナダなど海外の研究機関に留学し、研鑽に励んでいる。
本学部では、顎顔面口腔における難治性神経疾患克服をテーマとした学術フロンティア推進事業が進められており、分子生物学的アプローチからヒトにおける非侵襲的脳イメージング法に至る階層縦断的なアプローチによる顎顔面口腔神経疾患の基礎的知見の収集を行っている。
また、難治性神経疾患に関連する各医療分野に共同研究者を広く求め、横断的な研究拠点を構築し、科学的根拠に基づいた治療法の開発を目指している。
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