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教育の特色


教育の特色


1.伝統と研究体制に裏づけられた「医学的歯学(メディコ・デンタル)」の実践

日本大学歯学部は、大学院歯学研究科ならびに総合歯学研究所を擁しており、歯学という領域に捕らわれない先端的な研究を活発に行っています。その業績は一流の国際誌に多数掲載され、国内外から高く評価を受けています。その一例として、本学のプロジェクトの一つである「顎顔面口腔における難治性神経疾患研究の拠点形成」は、平成19年度文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業に選ばれています。また、海外研究機関との共同研究も盛んであり、本学部の研究・教育事業の一部は、日本学術振興会による平成19年度二国間交流事業日本-カナダ保健・医学研究協力事業や文部科学省による平成19年度「国際協力イニシアティブ」教育協力拠点形成事業に選定されています。
これら研究面における学内・学外の研究機関との繋がりを生かして、日本大学医学部などをはじめとする多数の教員を非常勤講師として招いています。基礎医学や臨床医学を含む専門課程における講義では、歯学は勿論のこと、隣接医学領域から内科的疾患に至るまで幅広い医学的知識を積極的に提供することにより、歯学が医学の一部であり医学的知識なくして歯学は成り立たないことを学びます。

大脳皮質(味覚を司る部分)を電気刺激した時に認められる活動性を光学的に計測したもの
(主に横方向に拡がる様子が観察できる)

2.課題探求能力の育成を目指したテュートリアル教育とバックアップ体制

歯学部での学習成果は、最終的に歯科医師国家試験によって評価されます。本学部では、第6年次に総合歯科学演習による知識の関連づけと整理を行います。各講座から選ばれた学習指導委員により、国家試験出題形式に基づいた模擬試験とケースプレゼンテーションを中心とした演習形式による解説が行われます。並行して、学生はテュートリアル教育で培った学習能力を基にした自主的な勉強会を開催し、大学側はそのためのティーチングアシスタントによる積極的なサポート体制を敷いています。厳しい国家試験受験準備の中で全員合格という目標に向かって一致団結し、学生が孤立しにくい環境が整えられています。また、順調な学生生活を送ることができるように、各学年に複数のクラス担任を設けて、クラス全体の学生生活と学習状況を把握するように努めています。
学生相談室、保健室、人権アドバイザーシステムを充実させることによって、学生の心身の健康を見守っています。
なお、経済的理由によって修学が困難になった学生に対しては、歯学部独自の奨学金を設置し、奨学金を給付・貸与しています。

3.卒後の日本大学歯学部付属歯科病院での教育

歯科医師になるためには、国家試験合格後1年間の臨床研修を受ける必要があります。本大学付属歯科病院は、総合診療科という研修歯科医受け入れ専門の科を設けており、カリキュラム・研修要項の整備・施設の充実を図っています。現在、本学のみならず全国の国公立・私立歯科大学出身者約140名の研修歯科医を受け入れています。
総合診療科では、専任指導歯科医(指導医)が、総合診療方式により患者さんを初診から治療終了まで研修歯科医と指導医の組み合わせを変えることなく診療にあたっています。さらに、本学では複合型臨床システムを導入することにより、管理型施設である本学付属歯科病院のみならず学外の協力型施設での研修を受けることが出来ます。病院内は、一般的なむし歯・歯周病や歯科矯正治療部門のほかに、以下のような専門部門があります。

診断部

CTやデジタルパノラマなどのX線装置や超音波装置を用いた撮影、組織検査を駆使し、適切な治療に結びつけます。中でも、歯科用小型コーンビームCT装置は本学部が世界で初めて歯科用小型3次元X線CTとして開発し、臨床に応用しています。

専門診療部

う蝕(虫歯)や歯周病のみならず、それらの予防や咀嚼・嚥下機能の回復を目的とするリハビリテーション、顎顔面の治療をおこなっています。

特殊診療部

スポーツ歯科・歯科インプラント科・ペインクリニック科などを含み、心理的要因が背景にある疾患や慢性の難治性疾患など一般歯科診療所では対応が困難な症例を診療しています。

4.多岐にわたる卒後の進路

篠原 光代(順天堂大学医学部附属順天堂医院 歯科・口腔外科 准教授)

卒業して10年間は、日本大学歯学部の口腔外科に在籍し、臨床、研究の両方に携わりました。手術や学位研究などでハードな毎日でしたが、歯科医師としての知識や技術の研鑽を積むうえで充実した日々でした。この時期は、娘を持つ母としても忙しく、何度も挫けそうになりましたが、上司や同僚などの周囲の温かい支えもあり仕事を続けることができたことは大変感謝しています。
現在は、一般歯科、口腔外科、小児歯科、インプラントや顎関節症などの専門外来など歯科全般の治療を行っています。大学病院の歯科口腔外科は全身疾患を有する患者さんが多く、治療に際してはさまざまな病態の知識や全身状態の把握が必要であり、他科との連携を密に行っております。そして歯学部創設者の佐藤運雄先生の「歯学を全身との関連において組織的に学ぶこと」の教えを念頭に置き、日々治療にあたっています。口腔の健康を守ることは全身の健康を守ることにつながっています。歯科医師は患者さんの日常生活に関わりが深い、大変やりがいのある職業であると感じています。
これから入学してくる皆さんもぜひ勇気と誇りを持ってすばらしい歯科医師になっていただきたいと思います。

島 弘光(シマデンタルクリニック医院長・東京都板橋区)

現在私は、歯科医院を開業しておりますが、歯科医業は一人ではできるものではなく、スタッフとのチームワークが非常に重要で、チームワークの質は治療の質に直結していると思います。
現在、11人のスタッフ中10人が日本大学歯学部の歯科医師、衛生士、学生です。そのために連帯感があり、そこから生まれる安心感からか、患者様方に非常に喜ばれています。また、本学出身の開業医どうしの交流も盛んで、悩みや疑問があったときに、お互いに相談しています。
歯科医師として人生を歩んでゆく限り、この仲間は一生ものなのだと思うと、とても心強く思います歯科医師としての知識の習得や技術の鍛錬は、本人の志がしっかりとしていればよいと思うのですが、仲間を作るということは大学の環境が非常に影響すると思います。
今あらためて思うことは、本学で得た仲間というものは得難い財産であったということです。

学部30回卒(厚生労働省・歯科診療室室長)

元来、勉強と真摯に取組んだことはなかったのですが、入学後は、進級、卒業、国家試験を考えると必然的に勉強しました。
無事?歯科医師になってからは、医業や歯科医業を営むものが全くいない家系であったため、部活の先輩を頼りに本学付属病院の医局へ入局、語り尽くせぬほど色々と指導を受けました。その中で突然、厚生省の歯科診療室に勤務する話が舞込み、日本行政の中心地(霞ヶ関)、医療行政の大元へ、高校時代から考えると思いもしない方向に進んで来ました。そこで、偶然ですが総理大臣、厚生(労働)大臣、厚生(労働)事務次官、社会保険庁長官など様々な方々の治療も担当させて頂きました。
18年程度生きてきた経験値で将来を決めることは、個人差があるにしろ難解なことと思います(当方は、他力的でしたが)。
歯学部は、同級生、先輩、後輩が、全て同じゴール(歯科医師)を目指すライバルであり共感者であるユニークな学部です。この学部を選び歯科医師になったことで、ネット社会であっても、人と人との直接の触れ合いがなければ始まらない医療の世界で働け、かつ自分自身の生活を営むことが出来るのは、本当にありがたいことです。